「wicked prince」について
以下、ネタバレはありませんが物語シリーズ視聴者にしか伝わらない話です。ご了承ください。
○曲について
そもそもこの曲はアニメのopではなく、スマホアプリのopである。物語シリーズは基本的にタイトルごとに注目されるヒロインが違うから、この曲が全員にスポットの当たるぷくぷくのopだということだけで好きだ。
「wicked prince」は誰にでも優しさを振りまき好意を抱かせてしまう阿良々木君の魔性性と、単純に「吸血鬼」を連想させる題名で良い。
wicked princeを歌っているユニット名「princess a la mode」も、プリンアラモードにヒロイン達のぷくが乗ってるイメージが容易に想像できて好き。
○歌詞に関して
この作品のヒロインは純真爛漫で脳死で主人公のことが好きになる、といったキャラがいないからこそ「誰にでも君はすごくやさしいから勘違いしちゃったんだ」っていう典型的な主人公への好印象も、「誰からでももらえる安い優しさなんていらないけれど、色々悩んで結局は捨て身で助けてくれるあなたの優しさに救われた」って感じで好き。最初の「誰にでも君はすごくやさしいけど」と否定するのも、「誰にでも優しいけれど、自分だけ特別視してほしい」ってだけじゃなくて「誰にでも優しくすることのリスクをあなたは知っているけれど、それでも助けてしまうあなたが好き」ってニュアンスが感じられて好き。
○動画に関して
基本的にシャフト演出はよだれが出るほどファンなオタクなので満足だが、言及したいのは後半の暦ぷくをヒロイン達がパスするシーンである。人間強度が下がると言って友達を作っていなかった阿良々木暦の心を羽川翼が解いて送り出し、他の人たちが繋げ老倉育がスルーし戦場ヶ原ひたぎが受け止める、いいっすね。
○ぷくぷくに関して
自分あまりぷくぷくやってないのだが、恋愛サーキュレーションver撫子のスキルが好きで…今まで他のぷくもあったのに全てのぷくが撫子ぷくと暦ぷくに変わるスキルを最初に使ったとき、背景やぷくはゆるくて可愛いのに狂気を感じて「これぞ千石撫子だなあ」って思った(小並感)。
○化物語オタって怖いよなって話
いやほんと、怖い、キモい。活字にしてしまうとね、目で見えちゃうので、自分のキモさが。「君の知らない物語」とかカラオケで歌われると語りたくなりますよね…ぐっと抑えますねー。
物語シリーズは話しだしたらキリがないので、今回はこんなところで。